ソロモン平和慰霊公苑 再整備完成記念追悼式

平成23年11月17日





天皇皇后両陛下御下賜生花

中継地パプアニューギニアを含み16時間の輸送、
現地検疫を回避するため、宮内庁の許可を得て、
現地にて調達、装飾。

 







玄葉光一郎外務大臣の供花

小宮山洋子厚生労働大臣の供花




総理大臣 追悼の辞
 

岩撫明日本国大使代読


 本日ここに、ソロモン平和慰霊公苑再整備記念追悼式が挙行されるに当たり、
先の大戦の激戦地であるこのガダルカナル島において戦禍に倒れた全ての御霊に、
謹んで哀悼の誠を捧げます

 昭和五十五年、どこまでも青い海と空に囲まれ、緑溢れるこの地に建立されたソロモン平和慰霊公苑は、
旧日本軍将兵の御霊を鎮魂するのみならず、すべての戦没者の御霊の安らかなることを祈り、
世界恒久平和への願いの象徴として、我々の心を照らしてきました。
それから三十余年、激戦の日々から六十六年の歳月を数えた本年、施設を再整備し、
我々の祈りと願いを新たにする機会を得たことは、誠に意義深い限りです、
ソロモン諸島国のご厚情と日本国内の関係者の多大な御尽力に改めて感謝申し上げます。

 今なお、この海域や諸島で散った多くの方々の御遺骨が未だ故郷に帰ることなく眠っています。
この地で尊い命を賭して祖国のために奮闘された英霊の皆様に改めて思いを致すとともに、
御遺骨の御帰還に全力を尽くすべきことを誓います。

 また、戦争の惨禍を二度と繰り返さないためにも、この地で生じた悲痛な歴史を風化させることなく、
次の世代に語り継いでいくことが我々の大きな責務です。そのことを胸に刻み、
我が国として世界の恒久平和の確立に努めてまいります。

 在天の御霊の安らかならんことをお祈りし、ご遺族をはじめ関係者の皆様の
今後の御平安を祈念いたしまして、追悼の言葉といたします。
  
平成23年11月17日
内閣総理大臣 野田 佳彦






追悼式 式辞



 先の大戦により、尊い命を捧げた泉下に眠る英霊、犠牲者に申し上げます。
この慰霊施設を建立して以来長い年月が過ぎましたが、本日、住友金属鉱山株式会社、
北野建設株式会社、阿含宗始め多くの方々の浄財をもって英霊のために慰霊施設の再整備を果たし、
天皇皇后両陛下御下賜生花のもと関係者一同参集することが出来ました。

 本慰霊施設は、ソロモン、日本両国民、特に次代を担う人々が訪れ、
過去の記憶を想起する象徴と致したく存じます。

全ての戦没犠牲者の安らかな眠りを祈念申し上げます。

平成23年11月17日
公益財団法人太平洋戦争戦没者慰霊協会 代表理事 秋上眞一


Reporting to the heroic soldiers and people who have sacrificed their lives and who are now resting here,
So many years have passed since this memorial facility was constructed.
Today, due to the kindness and generosity of Sumitomo Metal Mining、Kitano Constructionl,
Agonshuu and many of our donors, we are able to gather here in this newly
 renovated memorial facility to honor our heroes with these flowers from the Emperor and Empress.
This facility should be a reminder to all its visitors and an encouragement,
specially to the younger generation of the close relationship and friendship of the people of Solomon Island and Japan.
We wish and hope all sacrificed peoples to stay in peaceful rest.
November 17, 2011
Pacific War Memorial Association, president, Shinichi Akigami




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